「バイリンガルに育てるって、一体どんなメリットがあるの?」
「デメリットもあるって聞くけど、本当にそうなの?」
バイリンガル教育に興味はあるけれど、そもそも「バイリンガル とは?」詳しく知らなかったかも…
この記事では、「バイリンガル とは」何か、顕在的な知識を深めていただく記事を作成しました。
本質を抽象的に捉えていただき、ご自身がバイリンガルについて “なぜ” 調べているのか、その根本を理解してみてください。
そしてこのブログはバイリンガル育児に関した内容です。
我が子にとっての 「バイリンガルとは」 に関してその到達目標をしっかりと定めていきましょう。
目標を見誤ると理想の言語習得にはつながらない場合もあります。
お子さまの未来のために、ぜひご覧ください。
バイリンガルの定義
バイリンガルの意味
バイリンガルとは、2つの言語を母語のように使いこなせる人です。
つまり、一つの言語で考え、話し、読み、書くことができるだけでなく、もう一つの言語も自然にコミュニケーションできる状態を指します。
バイリンガルのスペル
バイリンガルの英語表記は「bilingual」です。
「バイリンガル」に関連する用語
「トリリンガル」とは
トリリンガル: 3つの言語を母語のように使いこなせる人
「マルチリンガル」とは
マルチリンガル: 複数の言語を母語のように使いこなせる人
「セミリンガル」とは
セミリンガル: 2つの言語をある程度理解はできるが、どちらの言語も流暢に話せない人
「モノリンガル」とは
モノリンガル:一つの言語しか話せない人
バイリンガルの種類
早期バイリンガル(early bilingualism)
幼児期から自然な形で2つの言語に触れ、両方の言語を母語として習得するタイプ
後期バイリンガル(late bilingualism)
学童期以降に第二言語を学習するタイプ
消極的バイリンガル(passive bilingualism)
2つの言語を理解できるが、積極的に話さないタイプ
バイリンガルの特徴
メリット
日本ではバイリンガル人口がまだまだ少なく社会で必要とされています。
わたしは子どもをバイリンガルに育て、大きな財産を与えられたと考えています。
当然語学力はツールです。利用できなければ役に立ちませんが、それでも自分にしかない特技を持てた人は魅力があると思います。
一般的にバイリンガルには以下のようなメリットがあると言われています。
- 問題解決能力: 複数の言語を使い分けることで、柔軟な思考や問題解決能力が養われます。
- 創造性: 異なる言語の表現方法に触れることで、創造性が刺激され新しいアイデアが生まれやすくなります。
- 記憶力: 複数の言語の単語や文法を覚えることは、脳の記憶力を鍛えるトレーニングになります。
- 国際的な視野: 異なる文化圏の人々とのコミュニケーションが円滑になり、国際的な視野が広がります。
- 共感力: 異なる文化背景を持つ人々の考え方や価値観を理解することで、共感力が養われます。
- 受験有利:英語の能力があれば、英語の試験が満点扱いになります。
- 就職活動: グローバル化が進む現代社会では、語学力が高い人材は引く手あまたです。
- 昇進: 国際的な企業で働く場合、語学力は昇進に繋がる重要な要素となります。
- 老化防止: 言語学習は脳の活性化に繋がり、認知症などのリスクを低減する効果が期待できます。
- 脳卒中からの回復: 複数の言語を話す人は、脳卒中から回復する確率が高いという研究結果も報告されています。
我が子にみられたメリットは、「国際的な視野」「共感力」「受験有利」です。特に受験は有利に進められました!
デメリット
一般的にバイリンガルには以下のようなデメリットがあると言われています。
言葉が出ない: 2つの言語が混ざり合い、言葉が出てこないことがあります。
文法の誤り: それぞれの言語の文法が混ざり合い、誤った表現をしてしまうことがあります。
時間と労力: 2つの言語を習得するためには、多くの時間と労力が必要です。
ストレス: 言語学習はストレスを感じることもあります。
教材費: 教材やレッスン費用がかかります。
どちらの文化に属しているのか: 2つの文化の間で揺れ動き、アイデンティティの混乱を感じる場合があります。
我が子にはこのようなデメリットを感じることは無かったです。
私がバイリンガルを理解していないことから、会話のなかですれ違っていたことはありましたが、笑ってしまうようなことです・・・
バイリンガルになるまで何年かかった?
「バイリンガルの定義をどのように考えるか」によりますが、わたしたちの印象では小学生に上がったときにはバイリンガルであったと言えると思っています。
言語の習得レベルはしょせん小学生程度の言語でしかありませんが、すでに2言語を操っていましたからね。
バイリンガルになるまでは6年間くらいでしょうか。
バイリンガルになるまでの期間は、個人の能力、学習環境、学習方法などによって大きく異なります。
一般的には、幼少期から自然な形で2つの言語に触れる方が、より早くバイリンガルになる可能性が高いと言われています。
我が子にとっての「バイリンガル とは」→目標を定めよう
なぜ目標設定が大切なのか?
バイリンガルという言葉は、人によって捉え方が異なります。
「流暢に話せること」を指す人もいれば、「日常会話程度が問題なくできること」を指す人もいるでしょう。「小学校のあいだで英検2級に合格すればいい」と考える程度でもわたしは問題無いと思っています。
目標が曖昧なまま教育を進めてしまうと、子どもも親も途中でモチベーションが下がってしまい、せっかくの努力が水の泡になってしまう可能性があります。
目標設定のポイント
「英語で絵本が読めるようになる」「簡単な日常会話ができるようになる」「小学校高学年までに英検○級取得する」など、具体的な目標を設定しましょう。成功体験や褒める機会が増えます。
子どもの年齢や性格、興味関心に合わせた目標を設定することが大切です。段階的に目標を設定し、できることが増えたときはしっかりと褒めてあげましょう。
高すぎる目標を設定すると、子どもにプレッシャーを与えてしまい、逆効果になる可能性があります。
目標を誤るとネガティブなマインドセットに繋がる
我が子を本気でバイリンガルに育てたいと考えているのか
そのバイリンガルをどの基準で考えているのか。
目標をしっかりと定めることが重要なことを伝えておきます。
ある大学の研究結果です。大学生に「バイリンガルをどのように定義しているか」について、「読む」、「書く」、「話す」、「聞く」の4つの領域が同じくらい流暢であることが「バイリンガル」の条件であると大半の大学生が定義していました。
しかしこの捉え方は、「2つの言語を同等に使いこなせなければバイリンガルとは言えない」と考えているわけです。
- 「自分の能力は欠けている」
- 「自分は失敗者だ」
- 「恥ずかしくて英語をアプトプットできない」
とネガティブな見方はパフォーマンスやモチベーションの低下に繋がります。
親が考えるべき重要なことは以下です
- 身近で成長を見届ける親がしっかりと目標を見定め、子どもと共有すること
- 成長の結果が見えたらしっかりと褒めること
- そして多くの人とコミュニケーションを図ること
バイリンガル教育の目標を明確にすることは、子供にとって非常に重要です。漠然とした目標ではなく、具体的な目標を設定することで、子供はモチベーションを維持し、学習意欲を高められます。
言語習得の方法
家庭でできる英語教育方法
- 英語の歌を歌ったり、英語の絵本を読んだりする
- 英語の歌や童謡のCD
- 英語のDVDやアニメを見せる
- 英語の教材を使った遊びを取り入れる
これらの教材を提供してくれる有料プログラムに加入するのはおすすめです。「それだけ」でバイリンガル教育は足りませんが導入としてはすごくいいと思いますよ。
おススメの教材
- 英語の絵本、カードゲーム、パズル
- 英語放送やCDのかけ流し
- 英語のDVDやアニメ
- 英語の動画(YouTube、衛星放送など)
おすすめ教材は衛星放送です。我が家では「ディズニージュニア」のかけ流しをしていましたよ。
語学教室
- 専門の講師から直接指導を受けることができる
- グループレッスンで他の子どもたちとの交流も楽しめる
子どもの頃に外国人の先生と触れ合っておきましょう。雰囲気の違いを体験するのも重要です。語学教室では「サマースクール」や「クリスマスイベント」をやっている場合が多いので、情報交換やちょっとした相談を日本人の先生にするなど、交流してみるといいですよ。
効果的な学習法
言語習得のゴールデンエイジ
幼児期は言語習得のゴールデンエイジと呼ばれ、言語を習得しやすい時期です。
この時期に2つの言語に触れることで、より自然にバイリンガルになる可能性が高まります。
地域やコミュニティ:同じ夢を抱く親の存在
同じようにバイリンガル教育に関心のある親同士で情報交換したり、一緒に学習会を開いたりすることも効果的です。
めちゃくちゃ知識をもっているスーパーママがいるんです。笑
ここはお母さんが勇気をもってコミュニケーションを図る出番!
スーパーママを利用するのも大切。
まとめ【バイリンガル教育の目標を定めよう】
バイリンガル教育は、子どもに素晴らしい贈り物となる可能性を秘めています。
しかし闇雲に始めるのではなく、「なぜバイリンガルにしたいのか」という目的を明確にし、具体的な目標を設定することが大切です。
しっかり目標を定めることで以下のようなメリットに繋がります。
- 過度な期待をしなくなる
- ほかの子どもと比較をしなくなる
- 目標を超えた子どもを素直に褒められる
- 子どもが自信をつける機会を何度も与えられる
わたしは我が子に対して期待したことは、セミリンガル程度の語学力で十分だと思っていました。だからこそどんどん英語を習得する我が子が誇らしかったですし、素直に褒めることができました。その気持ちが子どもにとっての成長に繋がりました。
この記事が、あなたのバイリンガル教育の一歩となることを願っています。