当ブログ「バイリンガルを育てた親」は、二人の子どもをバイリンガルに育て上げた経験をもとに、バイリンガルを育てるための方法をわかりやすく解説するブログです。
バイリンガル育児を決意したときの状況
- わたしは25歳
- 英語は一切話せない
- サラリーマン2年目で低収入の家庭
- 貯金は50万円~100万円程度
- 親からの支援は無い
このような低所得者であり、妻と子どもを養えるかどうか不安のなか、子どもをバイリンガルに育てる決意しました。
妻は20歳代に海外留学の経験がありましたが、スラスラと英語が話せるわけではありません。
そしてわたしの知っている英語は学生時代の一般教養のみです。海外にも行った経験はありません。
- 子どもの英語教育に興味がある
- 親が英語を話せないから英語教育をあきらめていた
- 収入が限られていて英語教育は無理だとあきらためていた
- バイリンガル育児のメリット・デメリットを知りたい
英語に特化したブログの運営者は、英語を得意とされている方や様々な語学経験をされた方が多い印象ですが、このブログは英語を話せない、貯金も収入も無い一般のサラリーマン家庭が、実際にバイリンガルを育てた経験をもとに作成しています。
同じ境遇の方に勇気や希望を与えられる現実的な内容でブログを作成しています。
この記事ではわが子をバイリンガルに育て上げた親自身の心境や、バイリンガル育児の結果を公表する「我が家のプロフィール」をまとめました。
バイリンガル育児をはじめた理由
語学の劣等感とグローバルな視点の必要性を感じたから
「妻は数か月の海外経験があったが、英語をうまく話せない劣等感があった」
「美術を学ぶための海外留学であったが、大人になってからの英語習得には限界を感じた」
妻はそんな海外経験で英語の必要性を痛感し、わたしも大学卒業後の進路を考えたとき、日本の限られた地域でしか将来を決められない、「小さい視野」を残念に感じ、バイリンガル育児については抵抗がありませんでした。
バイリンガル育児は親の判断で決められるから
- 幼児期は「言語獲得能力」が最も優れている時期
- 子どもの主体性が芽生えていない(強制的にバイリンガル育児ができる)
- 正しくインプットできる環境を整えればネイティブな英語を習得できる
以上の理由から、効率よくバイリンガル育児をはじめるのは幼児期がチャンスと判断しました。
グローバル社会の到来を予感したから
妻の経験もありましたが、英語を習得すれば子どもの未来が広がると考えました。
約20年前の時点から「グローバル社会で活躍できる生徒を育む」目標を掲げる教育機関が多数ありました。
しかし20年経った現代でも、一般の学校教育だけでは未だに英語習得は困難であり、各家庭での教育が必須になっています。日本は2024年においてもアジア他国と比較し英語教育が最低クラスです。
バイリンガル育児をはじめたときの心境
お金がかかるだろうな・・・
わたしたちのバイリンガル育児は、教材からスタートしました。
ディズニー英語システムを提供するワールドファミリーは高額であり、資金が無かったため、当時Benesseが提供していたワールドワイドキッズ(いまはサービス終了しています)を利用しました。
数十万円の出費は大きな金額でした・・・
二年目サラリーマン且つ貯金がほとんど無かったわたしにとって、覚悟しなければならないと感じました。
半信半疑な気持ちはあった
バイリンガル育児を推奨してくれたのは妻でした。
育児については妻に任せっきりになっていましたが、わたし自身は「本当にバイリンガルに育つのだろうか」と正直半信半疑な気持ちでした。
なぜならば周囲に卒業生やモデルとなる人が誰もいなかったんですよね
実際にバイリンガルとなり、英語を流暢に話せるようになった人が身近にはいなかったため、信じられるものがありませんでした。
周囲は特異な反応だった
親や兄弟、同級生のママ友からは想定通り、「変わった親」と見られていたと思います。
わたしの地域では子どもが生まれたら、この幼稚園か保育園に入れて、小学校はココ、中学校はココと、ある程度レールが引かれているような地域性がありました。
そのためバイリンガル育児を選択した我々には、特異な目が向けられていました。
バイリンガル育児をはじめたときの資産状況
貯金額
子どもが生まれ1年ほど・・・
貯金額は50万円~100万円程度しかありませんでした。
教育費を考え、諦めたこともたくさん・・・
サラリーマン2年目の収入
バイリンガル育児をはじめたとき・・・
- わたしはサラリーマン2年目
- 大学→フリーターからの中途入社
- 妻と子ども一人の扶養手当を含め、年収は約500万円
大人二人で手に入った全収入ですから、決して高くはありません。
そんな低所得であってもバイリンガルに育て上げられるんです!
バイリンガル育児をおススメする3つの理由
子どもに特別なツール与えられる
子どもは無意識のうちに特技を得られます。
物心がついたときには、英語で外国人と会話ができる能力が備わっています。しかも日常生活の一部としてバイリンガル育児をおこないますので、「努力をした」という感覚ではなく、「当たり前」として獲得されます。
子どもの自信にもつながり、特別なギフトをプレゼントした気持ち
中間・期末のテストがラク
中学校や高校での定期考査において、英語の学習をおこなう必要がほとんどありません。
そのため英語に費やす学習時間がなくなりますので、その分を他の教科に配分できるのです。
実は時間や資金面でもかなり有利でした
もし英語に自信が無い学生であれば、塾に通いスキルアップをしなければなりません。この時間と資金を考慮すると幼児期におこなったバイリンガル育児は決して高いものではありませんでした。
受験勉強がラク
英語ができるだけで入学可能な学校があります。
また英語検定○級、TOEFL、TOEIC、IELTSなどの資格や実績を有していれば、加点されたり、英語の試験が免除されたりとかなり有利に働きます。
バイリンガル育児をおこなった結果(3つのギフト)
ネイティブな発音を理解している
英語における24の子音と約15の母音を理解し、使い分けています。
日本語は16の子音と5の母音から構成されており、圧倒的に英語の方が使い分ける音が多いです。
わたしが発した英単語を子どもたちは良く笑います、「発音がおかしい」と。
このネイティブな発音は、幼児期のバイリンガル育児で獲得しています。幼児期は母語(我が家では日本語)で使わない音の区別もできることがわかっています。
子どもの目標は当然のように世界も含めている
大学在学期間は留学も含め教育スケジュールを検討しています。
一般的な日本の教育では、留学=語学留学として考えますが、その必要がありませんので、留学に対し興味のある分野であったり、留学国のアイデンティティであったりと、ワールドワイドな視点で捉えられています。
絶対に就職で困らないと言える
2024年現在、日本国は他国と比較し円安傾向、金利差、語学教育の遅れ、人口減少の観点から、海外進出を考える機会が多くなったため、より一層語学力を必要とする企業で溢れています。
バイリンガルが採用の必須条件である企業も増え続けており、絶対に就職で困ることはありません。
子どもたちには貴重なツールを与えられたと安堵しています。
まとめ:ブログ「バイリンガルを育てた親」を紹介
英語も話せない一般的な日本人が、子ども二人をバイリンガルに育て上げた経験をもって発信していきます。
- 収入も無い
- 資産も無い
- 頼れる存在もいない
- 英語も話せない
そんな親がバイリンガルを育てた経験を発信するブログは、皆さまの英語教育に関する悩みや不安を解決し、希望や可能性に繋がる情報です。
わたしはバイリンガル育児において、多くの成功・失敗を経験してきました。利用した教材やオンライン英会話、英語スクール、プリスクールでの体験も含め、随時ブログにして発信していきます。
引き続き当ブログを宜しくお願いします。
参考資料
- 東京大学教養部英語部会ホームページ
- 10万組の親子が学んだ子どもの英語「超効率」勉強法 著者:船津 洋 氏